業務用エアコンを処分したい!正しい方法とは
ざっくり言うと
- 業務用エアコンは産業廃棄物扱いになるため、家庭用エアコンの処分方法とは異なる
- 間違った方法で処分すると法律違反になってしまうケースもあるので注意が必要
- 業務用エアコンは需要が高いので、廃棄処分よりも買取の方がおすすめ
業務用エアコンは一般的な家庭用ルームエアコンとは違い、空調機の形状や馬力の強さが特徴です。エアコンとしての機能が同じだからといって、家庭用エアコンと同じようにリサイクル券を購入し指定場所へ持ち込めば処分してもらえるのでしょうか。この記事では、業務用エアコン・家庭用エアコンそれぞれに定められた法律や処分方法をわかりやすく掲載しています。
業務用エアコンの処分は家庭用と異なる
家庭用エアコンは「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」対象品なので、かんたんに捨てることができず処分方法も異なります。会社や工場などで使用したものは産業廃棄物扱いとなるため、業務用エアコンは家庭ごみのように自治体で回収してもらえません。
家庭用エアコンの処分方法
「壊れたエアコンを処分したい」「新しいエアコンに買い替えたい」など、さまざまな理由でエアコンの処分を考える方がいると思います。家庭用エアコンの処分方法はいたってシンプル♪家庭用エアコンは「家電リサイクル法」で定められた家電4品目のひとつで、家電リサイクル券を購入すれば家電販売店が引き取ってくれます。
業務用エアコンの処分方法
家庭用エアコンと違って容量が大きな業務用エアコンはどのように処分すれは良いのでしょうか。業務用エアコンには、放出されると地球環境に悪影響を及ぼすフロンガスが使用されているため、回収が義務付けられています。
業務用エアコンは「フロン回収・破壊法」に基づいて処分しなければいけません。フロンガスを確実に回収することでオゾン層破壊や自然豊かな地球を守り、安全に業務用エアコンの処分ができるのです。
「家電リサイクル法」は家庭で使われている電化製品をリサイクルし、廃棄物の減量と資源の有効活用を推進するものです。対して「フロン回収・破壊法」はオゾン層保護や地球温暖化などを防ぐためにつくられた法律です。
それぞれ内容が異なるため、エアコン処分の際には「適用される法律は何か」を事前に確認しておきましょう。間違った方法で処分を進めていくと、法律違反になってしまう場合があるので注意してくださいね。
どちらの法律に従わなければならないか見極めが難しい場合は、信頼できる業者に相談したうえで廃棄することをおすすめします。また、業務用エアコンの撤去費用は業者や設置スペース、エアコンの種類によって大きく異なるので、複数の業者に見積を依頼し費用を比較すると良いでしょう。
業務用エアコンは買い取ってもらうとお得
「フロン回収・破壊法」に従い、産業廃棄物として廃棄しなければいけないことはおわかりいただけたかと思いますが、まだまだ使える状態のエアコンを買取業者に買い取ってもらうのも選択肢のひとです。
「オフィスや飲食店などで活躍している一般的なタイプなら中古品を購入したい」と考えている事業主も多いため、実は高い需要を見込めます。
たとえば飲食店や美容室、事務所などさまざまな店舗で使用されている天井カセット形4方向3馬力(現高年式)があります。業務用エアコンのなかでも人気の高い機種である天吊り形3馬力(現行年式)で30,000円、天井カセット形を小型化したショーカセ形2.5馬力(現行年式)だと15,000円程度の買い取ってもらえることもあるようです。
不要になった業務用エアコンを高く買い取ってもらうには、押さえておきたいポイントがあります。それは、できるだけキレイな状態にしておくこと。目立った傷が少なく、本体やフィルターを定期的に掃除しているエアコンなら下取り価格も高くなります。
また一度にまとまった台数を購入希望の方が多いため、複数台まとめて売却すると高価買取も夢ではありませんよ♪
まとめ
家庭用エアコンよりも高額な業務用エアコンは故障しない限り頻繁に買い替えるものではないので、処分を検討する際は廃棄が頭に浮かぶと思います。業務用エアコンの需要は徐々に高くなっているので、産業廃棄物として処分するより専門業者に買取を依頼してみてはいかがでしょうか。