エアコンの買取価格の差は?少しでも高く売りたいときにしておきたいこと
ざっくり言うと
- 少しでも高く買い取ってもらいたいなら、エアコン買取専門店に依頼する
- エアコンの型番や使用状況、付属品の有無によって買取価格が変動
- フィルタ―やエアコン内部をこまめに掃除するだけで査定額アップにつながる
エアコンの本体が古く効きも良くないので買い替えたいと思ったり、引っ越しによって不要になったりすることはないでしょうか。
こういった大型の家電製品は処分の際に費用がかかります。またエアコンの場合は、取外しにも費用が発生するなど処分に手間も。まだ動くのに処分するだけでお金がかかるなんて…と思ったらエアコンの売却を考えてみてください。
新しく買うと何万円とする価格のエアコンですが、最近では中古エアコンも注目されています。中古でも需要はあるため、不要になったエアコンを買い取ってくれるかもしれません。せっかくだから少しでも高く売りたいと考える方のために、詳しく解説していきます。
エアコンの買取は専門業者に!買取相場も紹介
動けばどんなエアコンでも買い取ってもらえるかというとそうでもありません。家電製品に位置づけられているエアコンも新しいほど高価買取がかないます。
エアコンを買い取ってくれる業者
リサイクルショップでもエアコンを買い取ってくれるところはありますが、より高価買取を目指すなら中古エアコンを積極的に扱っている専門業者にお願いするのが良いでしょう。インターネットなどで探すと、「エアコン買取専門」とうたっているところが多くあるので、一度調べてみてください。
エアコンの買取相場
エアコン買取時の価格ですが、あまり大きな期待はしないほうが良いかと思います。1年落ちでも購入額の半分以下になることはザラです。本来なら処分費用がかかるのに、お金が戻ってきた!程度に考えておくのが良いでしょう。下記はインターネット上などで公開されている買取価格を参考にしたおおよその金額です。
畳数/製造年 | 1〜3年 | 3〜5年 | 5年以上 |
---|---|---|---|
6畳~9畳 | 5,000〜26,000円 | 0〜13,000円 | 0〜8,000円 |
10〜20畳 | 9,000〜38,000円 | 0〜18,000円 | 0〜13,000円 |
20畳以上 | 18,000〜65,000円 | 0〜28,000円 | 0〜18,000円 |
金額はあくまでおおよその価格なので、本体の条件によって差があります。また本体のおおよその買取価格のため、そのほかに取外し費用などが発生する場合があります。見積を取る際は、工事費が込みの価格なのか確認するようにしましょう。
エアコンの買取価格を左右する要素5つ
製造より1年経過するだけでエアコンの価値にもかなり差が生まれています。少しでも高価格で買い取ってもらいたいとき、気をつけておきたいポイントがいくつかあるので紹介します。
エアコンの型番
エアコンは人気のメーカーや機種によっても価格に差が生まれます。買取業者は型番でメーカーや機種、製造年を判断しおおまかな価格を出しています。型番の確認はエアコン本体の下にシールで貼ってあるため、簡単に確認できるので現地調査の前に伝えるようにしましょう。
製造年
おおよその買取価格でも紹介したように製造年によって、大きく差が出ます。1年落ちであればまだ価格は付きますが、3~5年になると買取価格が付きにくい状況になります。
5年以内でもリサイクルショップでの買取はかなり難しいかもしれません。買い取った後、中古エアコンとして販売する場合に、整備や点検などが必要になるからです。その技術がなかったり優先的に販売できる専門業者を持っていなかったりする場合は、製造年が新しくても買取してくれないことが多いようです。
しかし、専門業者によっては5年以上、10年近くたっているエアコンの買取を行っているところもあるので、探してみるのも良いでしょう。
使用状態
買取価格の差は、使用状態によっても左右されます。使用年数が増えれば多少のキズや汚れもあるでしょう。もちろんキズや汚れはないに越したことはありません。それ以上に気をつけたいのはタバコやカビのニオイ。
喫煙者の方がいる部屋はエアコンにもニオイがうつってしまい、買い取った後の洗浄にも影響するため、製造年に限らず高価買取はのぞめない可能性が高いです。
また内部洗浄機能のついていないエアコンはカビにも注意です。夏場の冷房運転は、熱交換器の結露により内部が湿った状態になります。さらにホコリなどがたまっているとカビが発生する環境にはもってこいです。
毎回大そうじをする必要はありませんが、小まめなそうじと換気などできれいな状態を維持するようにしましょう。
設置状況
エアコンには室内にある本体と室外機があります。室外機がバルコニーや部屋の近くの外に置いてある場合は、通常工事にて取外すことができるでしょう。通常であれば取外し費用は6,000~10,000円ほどですみます。
しかし高所の壁についているなどの場合は、別費用がかかることがあります。せっかく本体を買い取ってもらえても、取外し費用で足が出てしまっては元も子もありません。設置状況もしっかりと伝え、納得のいく形で売却するようにしてください。
付属品の有無
リモコンは当然ですが、説明書や保証書がないだけでも減額されてしまうことが多いようです。ジャマになるのでつい捨ててしまう方もいるようですが、減額の対象とならないように保管しておきましょう。
日頃からのメンテナンスで買取価格アップを目指す
買取価格の差となる要素でも説明していますが、少しでも高価格を目指すなら日ごろからのメンテナンスは欠かせないものです。買取価格に影響しないよう、下記の点は注意しておきましょう。
エアコンのそうじは怠らない
フィルターは掃除機をかけるなどして、かんたんにそうじが可能ですがエアコンの内部のお手入れも行うようにしましょう。
内部のそうじには、エアコン専用のカビ取りスプレーや洗浄用のスプレー、ブラシ、シートなど用意しなければいけないものも多くかなり大がかりになりがちです。そのため頻繁に行う必要はなく、1年に1回程度で問題ありません。
自分で内部のそうじが難しい場合は、専門業者に依頼するのもひとつの方法です。1万円前後の費用がかかりますが、キレイに保つためにもしっかりとおそうじはしておきましょう。
売却する時期を考える
中古エアコンの市場にも新品同様オンシーズン、オフシーズンがあります。需要の高まる夏場に向けて買取依頼を出す方が高価格がのぞめます。どうしてもオフシーズンに処分しないといけない場合を除いて、できるだけ夏前から夏の間に買取依頼を出すのがおすすめです。
まとめ
エアコンの買取価格の差を知ることで、高価格で売却するにはどうすればよいのかヒントになったのではないでしょうか。簡易見積であれば、電話などで型番を伝えればすぐに教えてもらえるところも多いので一度聞いてみるのがおすすめです。また買い替えのときには、その次のことも考えてメーカーや機能の面にも注目してみましょう。使用時は小まめなそうじも忘れずに、良い状態を保ってお得にエアコンのある生活を楽しんでみてください。