咳（せき）や喘息の原因はエアコン？クーラーを付けたときに考えられる病気と対処法

夏の暑さに耐え切れずエアコンをつけたものの「くしゃみや咳が止まらずしんどい思いをした」「風邪をひいているわけではないのに咳が続く」なんていう経験はありませんか？ひょっとしたらその咳はエアコンが原因かもしれません。今回はエアコンによって引き起こされる病気と対処法について詳しく解説いたします。

どうしてエアコン動作時に咳が出るの

外気温と室温の急激な差がある生活を続けていると、気道の粘膜が炎症を起こしてしまうことがあります。炎症部分に冷気が接触すると咳が出てしまうため、暑いからといってエアコンの設定温度を一気に下げたり涼しい部屋に入ったりしないよう心がけましょう。また、ハウスダストや夏風邪、喫煙も咳の原因になります。日頃から食事・睡眠・呼吸を見直し、免疫力の高い体作りを意識してください。

エアコンが原因と考えられる病気

「エアコンをつけるとくしゃみや咳が出る」「夏場になると咳が止まらない」など、普段は元気なのに咳が出る方は要注意です。エアコンが原因で体調を崩している可能性があります。しかしエアコンは決して怖いものではありません。むしろ快適な暮らしをサポートしてくれる生活必需品です。エアコンと咳の関係や対処法を身につけ、より快適により健康的に猛暑を乗り越えましょう。

咳喘息

気管支の病気である咳喘息は、風邪をひいたことによって発症することが多いです。「一度咳込んだら咳が止まらない」「夜間や明け方に咳が出て苦しい」などが咳喘息の主な症状です。長い時には咳が数ヶ月続くケースも…。気管支喘息の特徴である「ヒューヒュー」「ゼェゼェ」といった呼吸音はありません。咳喘息を疑う場合は咳だけでなく呼吸も意識しましょう。

また、咳喘息を放っておくと気管支炎や喘息になる可能性があります。エアコン使用時に咳が出る方は、面倒くさがらずに病院を受診してみてはいかがでしょうか。

夏型過敏性肺炎

夏型過敏性肺炎は、空気中のカビを吸い込むことで肺が炎症を起こす病気です。咳や発熱、息切れなど、症状だけ見ると夏風邪とほぼ変わりません。軽症の場合、原因となるカビを取り除くことで症状が改善しますが、慢性化すると呼吸不全に陥ってしまうこともあります。治療しているのになかなか治らない時やいつまでたっても症状が改善しない時は、医師に診断を仰ぎ適切な処置をしてもらいましょう。

咳が出た時の対処法

猛暑が続く日本の夏。クーラーなしでは乗り越えられないといっても過言ではありません。ではどのようなことに気をつければエアコン咳を防げるのでしょうか？

外気温と室温の差に気をつける

前述したように、気道や体を一気に冷やすと咳喘息を引き起こす恐れがあります。外気温と室温の差が大きくならないよう、エアコンをつける際には温度設定や風量調整を行いましょう。

エアコンを掃除する

エアコン動作時に出る咳は、エアコン内部を清潔に保つことで予防できます。エアコン内部にはカビやホコリが溜まりやすいため、お手入れを怠るとエアコンから出る風に乗って汚れが飛んでくるのです。フィルターは空気中の汚れをキャッチする重要な部分なので、こまめに掃除してくださいね！

専門業者にクリーニングを依頼する

「エアコン内部の汚れを取りたい」「心も体も豊になるようキレイな空気で過ごしたい」などとお考えの方は専門業者にエアコンクリーニングを依頼しましょう。取り外しができない部分までしっかり洗浄してもらえるので、セルフクリーニングよりもピカピカになるのはもちろん、掃除する手間も省けて大変便利です。

まとめ

寒暖差や設定温度、エアコンのお手入れを行っても咳が良くならない場合は、エアコンを買い替えるのもひとつの手段です。エアコンは生活家電のなかでも高額ですから、買い替えるタイミングを見逃している方も多いと思います。しかし、最新モデルには自動お掃除モードや省エネ性能など、うれしい機能が盛りだくさん！長引く咳に悩まれる日々から解放されるだけでなく、電気代も節約できます。

古いエアコンはリサイクルショップや買取業者に買い取ってもらうことをおすすめします。捨てるしかないと思っていたエアコンに思わぬ高値が付くことも！新しいエアコンの購入資金に変わるかもしれませんよ♪

13年前のエアコンも買取可能なところや取り外し工事費が無料のところなど、業者によって特徴はさまざまです。買取業者の下調べをきちんと行い、納得のいく取り引きができるようにしましょう。