エアコンが故障した!修理か買替を選ぶポイント
ざっくり言うと
- エアコンからの水漏れや異臭は比較的簡単に直ることがある
- 冷暖房の効きが悪い時やリモコン操作がうまくいかない時は買い替えのサイン
- エアコンの修理は高額になることもあるので、故障する前に買い取ってもらうのがおすすめ
エアコントラブルが発生した時、思い切って買い替えた方がいいのか修理をして使い続けた方がいいのか迷ってしまいますよね。今回は、エアコンの寿命や買い替えを判断するポイントなどをご紹介します。
故障したエアコンが修理できる場合
エアコンの調子が悪いからといって、必ずしもお金と時間がかかるわけではありません。症状によっては比較的簡単に直ることもあります。
エアコンのニオイ
「エアコンが臭い」「湿った雑巾のようなニオイがする」など、エアコンから異臭がする原因のほとんどはエアコン内部の汚れによるものです。エアコンは室内の空気を吸い込み、本体や室外機に搭載されている熱交換器を使って冷風を出したり温風を出したりしています。
そのため、室内に漂うカビや空気中のニオイ(調理時の油や食品、ペット、たばこなど)を吸い込むことで、エアコンから異臭を発してしまうケースがあるのです。そんな時はエアコンクリーニングやフィルター交換がおすすめ◎エアコンの内部までしっかり掃除したいのであればプロの業者に依頼するのも良いかもしれませんね。
エアコンから水漏れしている
強い日差しのなか外出した後はクーラーが効いた部屋で涼みたいもの。いつものようにエアコンをつけたら水が漏れてきた…なんていう経験はありませんか?ドレンホースの劣化やつまり、フィルターの汚れがあると、水がうまく排出されません。本体から水が出てくるため「エアコンが壊れたのではないか」と焦ってしまいますが、排水口の確認やクリーニングを行うだけで水漏れが解消する場合もあります。
エアコンの修理と買い替えで迷った時にはここをチェック
エアコン本体にはメーカー保証期間や補修用性能部品の保有期間が設けられています。かかる費用を考慮したうえで、修理か買い替えを見極めましょう。
本体の保証期間
エアコンは他の家電製品と同様に、メーカー保証が付いていることが多いです。エアコンの保証期間は約1年ですが、冷却器や本体付属配管など内蔵されている重要な部品は5年ほど保証されているため、どの部品が故障しているかを知る事も大切です。
修理部品の保有期間
メーカーごとに補修用性能部品の最低保有期間が定められています。保有期間は製造打ち切り後9~10年です。この期間を過ぎると修理対応してもらえないのでエアコンを買い替えなければいけません。
修理内容をしっかりと確認
故障の程度や修理が必要な部品によっては費用がかさむケースもあるので気を付けましょう。たとえば、リモコンであれば5,000円~11,000円程度で済みますが、コンプレッサーの修理になると100,000円を超える費用がかかることもあります。修理内容によって費用が変わってくるので、まずは業者に見積り額を計算してもらい、エアコンの買い替えか修理を検討してください。
故障目前?!こんな症状があるなら買い替えがおすすめ
現在お使いのエアコンに「あれ?」と思う症状が見られたら、それはエアコンの買い替えを知らせるサインかもしれません。では、どのような予兆が現れたらエアコンの寿命が近づいているのか確認していきましょう。
冷風or温風が出ない
エアコンの不具合で一番多いのは「冷暖房の効きが悪い」というものです。冷媒ガスの容量低下やガス漏れの可能性があるため、修理が必要になります。
動作しているときに変な音がする
普段聞きなれない異音がする場合は、送風ファンやコンプレッサーの故障が考えられます。特にコンプレッサーの修理は高額になることも!室外機から変な音が聞こえ始めたら、エアコンの寿命が近づいていると思った方が良いでしょう。
本体から水が漏れている
ドレンホースのつまりや折れ曲がり、フィルターの汚れなどエアコン本体から水が漏れる原因はさまざまです。エアコンの掃除や簡単な部品交換で直るケースがほとんどですが、汚れの度合いによっては完全分解クリーニングが必要になることもあります。
リモコン操作がうまくいかない
リモコンのボタンを押しても反応しなかったりエアコンを調整できなかったりするなど操作ができない場合、リモコンかエアコン本体に不具合が生じていることが多いです。本体にトラブルが起きているのであれば、エアコンの買い替えを視野に入れましょう。
動作させるとブレーカーが落ちる
エアコンは電気消費量の大きい家電製品です。電子レンジやドライヤーと同時にエアコンを使うとブレーカーが落ちることもあるので気を付けましょう。エアコンを動かすたびにブレーカーが落ちるのであれば、漏電やショートの可能性も考えなくてはいけません。この場合、大変危険ですので早急に業者へ相談してください。
まとめ
このように、エアコンは使用年数によって修理できないケースがあります。また修理ができたとしても高額な費用がかかることも…。修理よりも買い替えを検討する場合は、処分ではなく買取を利用することをおすすめします。中古エアコンは需要が高いため、新しいエアコンだと高値で買い取ってもらえることもあります。エアコン買取専門店では10年以上経過した古いエアコンや壊れたエアコンも売却できるので、まずは見積りを依頼してみてはいかがでしょうか。不要になったエアコンが新しいエアコンの購入資金になるかもしれませんよ♪