エアコンの黄ばみが目立つ!おすすめの掃除方法をご紹介
ざっくり言うと
- 経年劣化以外の黄ばみは、簡単なお手入れで解決するケースがある
- 日頃からこまめに掃除しておくとエアコンの黄ばみはもちろん、稼働効率のアップや防臭効果も期待できる
- 長年使用したエアコンの黄ばみが気になるのであれば、買い替えのサインだと思って購入計画を立てるのが◎
新品のエアコンは真っ白で気持ちがいいものです。数年前に購入したエアコンを見て「我が家のエアコンも最初はピカピカでまぶしかったはず…」「使い込んでいくうちにいつの間にか黄色くなっていた」と思う方も多いのではないでしょうか。エアコンが黄ばんでいると、古臭さを感じてしまうどころか部屋の印象が悪くなる可能性も。
この記事では拭き取ってもなかなか落ちない黄ばみの原因と対処方法をご紹介します。掃除のコツも掲載しているのでぜひ参考にしてみてください。
エアコンが黄ばむ原因
エアコンが黄ばむ原因は大きく3つに分けられます。黄ばみの原因によって掃除方法も変わるので「どのような理由で黄ばんでしまったのか」を見極めることが大切です。
経年劣化によるもの
エアコンやパソコンのキーボード、ヘッドライトなど、プラスチック製品の多くに含まれる「ブタニエン」というABS樹脂自体が、劣化によって黄ばむ性質を持っています。このため、経年劣化による黄ばみはどうしても避けられないのです。長期間使用しているエアコンの多くは経年劣化で黄ばんでいる可能性が高いです。
素材の化学変化
プラスチック素材に含まれる添加物(酸化防止剤・難燃剤)の化学変化によって黄色に変色することがあります。また直射日光と添加物が化学変化を起こす「日焼け」も黄ばみの原因になるので気を付けてください。
ニコチンの付着
自宅内でたばこを吸われている方は要注意!たばこに含まれているニコチンが付着することで、白いエアコンが黄ばんでしまいます。
黄ばみをきれいにとる方法
エアコンがキレイになると清潔感のある空間に見えますよね♪白いエアコンは部屋の雰囲気を壊さないため、いつも以上にリラックスできるのではないでしょうか。原因別に黄ばみのお手入れ方法をご紹介します。
プラスチック自体の劣化
経年劣化でプラスチック素材が変色している場合、洗剤でお手入れしても黄ばみは取れません。プラスチックの劣化は強度の低下も考えられるため、買い替えのサインだと思って新しいエアコンの購入計画を立てましょう。
表面の化学変化
経年劣化は諦めるしかありませんが、化学変化の黄ばみは漂白活性剤と過酸化水素水が含まれる酵素系漂白剤で落とすことができます。用意するものとお手入れの手順は以下の通りです。
用意するもの
- 酵素系漂白剤(漂白活性剤と過酸化水素水を含んだもの)
- ゴム手袋
- ラップ
- 洗剤を塗るためのハケ
- 乾いた布
- 紫外線(ブラックライトでも代用可)
お手入れ方法
1.前面パネルや小さなパーツをはずす
2.ゴム手袋を装着し、黄ばんでいる部分に漂白剤をハケで塗る
3.漂白剤が乾かないようラップで包む
4.太陽の光(もしくはブラックライト)に数時間当てる
5.黄ばみが取れたら流水で洗う
6.乾いた布で水分を拭き取りしっかり乾燥させた後、取り外したパーツを再びエアコンに取り付ける
エアコンの黄ばみを予防する方法
経年劣化や化学変化を完全に予防することはなかなか難しいですが、日頃からこまめにお手入れしておくとエアコンの黄ばみを抑えることができます。
エアコンのある部屋でたばこを吸わない
たばこの黄ばみを防ぐにはこの方法が一番です。エアコンのある部屋ではタバコを吸わないよう心がけましょう。屋外での喫煙が厳しいのであれば、換気をしながら喫煙してください。黄ばみを防げるのはもちろんのこと、室内の空気もキレイになりますよ♪
こまめに掃除する
汚れやホコリでエアコンが黄ばむのを防ぐにはこまめなお手入れが大切!日頃から掃除しておくと汚れも落としやすいので、お手入れの時間も少なくて済みます。
エアコンのカバーは乾いた布で拭くとキレイになります。万が一汚れが落ちなかった場合は固く絞った布で拭くようにしてください。またフィルター掃除をすると、エアコン稼働効率の上昇や防臭効果がアップするので、まとめてお手入れしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
エアコンの黄ばみとなる原因はそれぞれありますが、適切な方法でお手入れすると黄ばみを落とすことも可能です。真っ白なエアコンが変色しているとあまり良い印象を持たれないので、エアコンの買取依頼を検討している方は気を付けてください。新しいモデルのエアコンでも、たばこ臭や黄ばみがあると査定額が大幅にダウンしてしまいます。「エアコンを買い取ってほしかったのに黄ばみが原因で断られた」なんてことのないよう、日頃からメンテナンスしておきましょう。